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ハコスカ、510ブルーバード、TE−27など旧車のレストアをしています。ニューパーツ、リビルトパーツ、中古パーツの販売もしています。ドア、フェンダー、ステップ、フロアー等の部分製作も致します。エンジンオーバーホールも致します。輸入パーツも取り寄せます。ヤスリハンマーや当て盤の販売(実技指導付き)もしています。旧車でお困りの方は御連絡下さい。 このTE-27レビンは2000年3月に終わった車です。 オーナーさんは元車関係の仕事をしてたのでヤブサキ自動車工場で ばらせる所までばらしてから着手しました。 オーナーの菊谷さんは整備士さんなんだけど、 凄いのがこれに載せるS20インジェクション仕様なんです。 作っちゃうんです人によってはもったいないとか キャブの音がしなきゃとか言うけど、 人は人、何でも突き詰めれば良いのです。 パワーアップだけして満足している 人もいるのだから.......(うるさいだけの) 現行車と同じ様に走れるかというのも大事な事 菊谷さんはトータルで車の事を考える事が 出来る人です。パワー ブレーキ 足回りetc 京で独立後まもなく発売したTE10系カローラは 下請け時代どれだけの事故修理をしたことか・・ あれから30数年経り、乗用車はイベントに又雑誌にも 多くでていますが、バンを見かけることは皆無です。 オーナーの瀬谷さん、カローラバンを可愛がってください。 多くのイベントに連れて行ってあげて下さい 車メーカー日野はかつて個性的な乗用車を作っていた。 デザインはジョバンニ・ミケロッティ。 リアエンジン・リアドライブのため、レストアには苦労しましたが 完成したスタイリングの良さに作業も忘れる程です。 ---2000GT No1--- 国産旧車の中でも究極の名車と言われるトヨタ2000GT。それだけにレストアする工場には相応の技術が要求される。 だが、今回ヤブサキ自動車工業が依頼を受けてしまった2000GTの状態は特にひどい。 普通の職人なら投げ出してしまうような最悪の1台だろう ---2000GT No2--- 恐怖の左右非対称車 このクルマは少なく見積もっても、3回は派手な事故から復活している。事故車といってもきちんと修復されていれば問題はないのだが、フレームが曲がるほどの大事故を起こしたにもかかわらず、ろくに修正されていなかったクルマである。 困ってしまうのが、以前の修理が中途半端ということ。曲がったり場所によっては折れているインナーパーツの上に、強引にアウターパネルが乗っかっている。 こうなると、歪みを取るためにフレーム修正機をかけるのも難しいし、しかも取り付けるために寸法をつめたり、伸ばしたりといった帳尻合わせもされていて、これをひとつひとつ元に戻していかなければならない。 これがハコスカGT−Rだったら、潔く部品取りにしていしまうべきコンディションだ。GTのハコスカならまだたくさんあくるから、使える部品を移植したほうが安くすむ。だがトヨタ2000GTには、残念なことに移植して使えるようなクルマは存在しない。 取材のために工場を訪れると八武崎名人はいきなり『戦艦大和の心境ですよ』という。それもしかたない。普通の人ならパテを剥いた段階で沈没している。『もはや手遅れ』と、一度はがしたパテをふたたび盛り直すのが関の山ではないだろうか ---2000GT No3--- ボディの仮組み開始 以前はトヨタ2000GTが置いてあっても、天上界の人が乗るクルマで自分には関係ないとソッポ向いていたが、最近はイベント会場に2000GTがあると、さまざまな角度からじっくり眺めている。フェンダーのプレスラインやドアの張り、ボンネットなどのチリはけして見逃さない。 興味をもってさまざまな2000GTを眺めていると、やはり良いクルマとそうでないクルマがあることがわかってくる。 特に、オールペンだけでほとんど板金されていないボディの2000GTを見せていただいたときには、これが本物の風格なのかと改めて感動してしまった。瀬谷号も、あの2000GTのような官能的なスタイルを取り戻せるのだろうか。 ここから先は八武崎名人のセンスに頼るところが大きい。まだまだ道のりは遠い ---2000GT No4--- 板金製作の妙技を見る 10月工場を訪れたところ、工場の中にはサフェーサが塗られ、フロアしたにもアンダーコードが吹きつけられたトヨタ2000GTのドンガラが天井から吊り下げられていた。 連絡をもらった日には、ボディ全体にサンドブラスタをかけてすべての地金を露出させ、今まさにサフを吹くという瞬間だったのだ。ブラストが完了して下塗りが吹かれたということはつまり、いよいよボディの復元が最終段階に入ったということ。 前回訪れた時も或る程度は組みあがったように見えたのだが、各部の寸法調整のためあれからも10回ほどパーツの着脱を繰り返し、ようやく下塗りにこぎ着けたというわけだ。 これまでの地道な作業の積み重ねがいよいよ実を結ぼうかという最高の見頃なわけである。まだフェンダーやステップなどは取付けられていないし、ボディ各部も仮組み状態で溶接されていない個所が多いのだが、これまでの地金やサビ色が混ざったような状態からッ全体がサフェーサー色に統一されたことで、がぜん完成に近づいたように感じられる。 ---2000GT No5--- 素肌のトヨタ2000GT トヨタ2000GTのオーナーである瀬谷さんからの注文はオリジナルのスポット溶接跡を再現するということ。まさにこの部分こそが、アウターとインナーフェンダーとのスポット溶接ポイントで、この寸法合わせは正確でないとマズイ。 八武崎名人は製作は8割程度の完成度で、最後は実際に取り付けで調整すると言ってきた。 製作したフロントフェンダーを、いざ取り付けてみたらインナーとアウターパネルで寸法が合わなかったのだ。せっかくフチの部分は1枚の鉄板から叩いて完成させたものの、やむなくハサミを入れ、細かくピースに分けて微調整、再び溶接で組み合わせている。 この状態であれば薄くパテを乗せるか、厚付けのサフを吹けば消える程度の凹凸しかない。しかし八武崎名人はこのブラックジャックに悔いが残るという。 「本当なら作りなおしたい。次は必ず1枚の鉄板でできる」と言い切る。 ただ、それは八武崎名人の基準であり、仕上り自体には問題ないはず。もし次に同じ様な修理個所があればもっと良く仕上げたいという、職人的な向上心の表れと言える。 ---2000GT No6--- フレームの組み替えと内装の張り替え 最終的な調整と溶接組立が完了。浮きサビは、ペーパーで除去され、必要個所のパテ入れと研ぎののち、厚吹きサフェーサーが吹かれた。後は研ぎと上塗り塗装を待つばかりとなっている。 ボディ全体が薄いグレーで包まれ、鉄板同士の継ぎ目がわからなくなっているから、今までの苦労の後はもう見ることはできない。 だが、おそらく日本でもっとも手間のかかったであろうトヨタ2000GTの板金製作の完了である。当時の新車組立を担当した熟練工たちも、まさかここまでのことはやっていないはず。 製造責任者・八武崎行正氏による新車といっても決して言い過ぎではない。 ---2000GT No7--- ボディとフレームの一体化 前号までで紹介していた赤いフレームは、その後ブレーキまわりが組まれ、3Mエンジンも搭載済み。あとはボディを載せるだけという状態だ。それで感じのボディはというと・・・なぜか真っ黒に塗られていた。 ボディの仕上がりの具合を見るのに、長い棒状の蛍光灯をボディに照射し、その映り込み方で確認する方法がある。もしボディ表面にゆがみがあれば、ボディに映った蛍光灯はグニャグニャにゆがんで見る。真っすぐな線に見えれば、板金がうまくいったとわかるわけだ。 ボディの歪みが一番わかりやすいのは色は黒だといわれている。黒の全塗装が一番むずかしいといわれる理由がそれだが、白く仕上げるクルマの中塗りを黒でやるというのは聞いたことがない。それだけ八武崎名人がこのトヨタ2000GTの板金にこだわったという証だろう。実際、黒く塗ったことでフェンダーの一部などにごくわずかな歪みが発見でき、修正が加えられている。 事故歴多数 悪夢のトヨタ2000GTを職人の意地で完全再生する カークラフト ヤブサキ